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平成14年度特許出願技術動向調査報告、3テーマ公表追加
動向】発信:2003/05/16(金) 14:36:39  

   経済産業省と特許庁は15日、平成14年度特許出願技術動向調査報告として、「先進安全自動車(運転負荷軽減技術)」「次世代工作機械(高精度・高効率・環境対応・超精密機械加工技術)」「自然冷媒を用いた加熱冷却」の3テーマを公表した。同調査報告としては、8日に「医用画像診断装置」「フォトマスク」「建設IT技術」の3テーマを公表しており、今回はそれに続くもの。残りのテーマについても順次公表していくとしている。以下は、今回の3テーマについてのプレス発表資料の概要。

■先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle)
 −快適装備から安全装備への転換−

   各国の出願推移と政府プロジェクトについては、日米欧共に政府プロジェクトが出願動向を左右。日本は、予防安全、事故回避等の運転負荷軽減に重点をおいた政府プロジェクトを早期から打ち出しているとしている。

   提言としては、欧米に先行した予防安全、事故回避等の運転負荷軽減関連の特許を、国内中心に出願してきたが、今後は、国際競争力強化のため欧米への出願・登録を増やすことが重要。今後の技術開発の課題として、上級車中心の快適装備から、安全装備(ABSやエアバックと同等位置付け)としての普及への転換が必要としている。

■次世代工作機械
 −世界をリードし続ける日本の機械加工技術−

   出願から見た各国の特徴については、米国は超精密加工技術、欧州は高精度・高効率加工技術を選択しているのに対し、日本は高精度・高効率加工技術、超精密加工技術、環境対応技術ともほぼコンスタントに出願。高精度・高効率加工技術については、パラレルメカニズム応用工作機械やリニアモータ駆動工作機械が増加、超精密加工では光学素子加工が増加。

   提言としては、我が国の優位性を活かしたナノレベル超精密加工技術の技術移転、競争力強化(リニアモータ駆動方式やナノレベル超精密加工技術等の蓄積技術の、精密機械分野から他分野への移転。日本オリジナルのリサイクル技術や、切削・研削によるナノレベル超精密加工による競争力強化)。欧米やアジア諸国での、加工方法を含めた、戦略的特許取得。新規応用分野の加工方法等のベンチャー企業への開放による、国内製造業の競争力強化などをあげている。

■自然冷媒を用いた加熱冷却に関する技術
 −地球温暖化防止に向けて急速に発展−

   出願及び市場動向としては、日本は、冷蔵庫、カーエアコン、給湯器の開発に伴い、炭化水素冷媒及び二酸化炭素冷媒の出願件数急増。欧米は、炭化水素冷媒の出願は80年代から継続的で、二酸化炭素冷媒の出願は少ない。製品としては、炭化水素冷媒冷蔵庫発売は欧州が先行、日本はキーデバイスの圧縮機を製品より先行開発。二酸化炭素冷媒(カーエアコン、給湯器)は日本が先行、欧州は製品化が進まず、米国は導入に消極的、としている。

   提言としては、日本優位の特許を活用した、部品レベルでの技術供給や、OEM供給等の有効性。炭化水素冷媒冷蔵庫のアジアへの普及。給湯機の、暖房など他の加熱装置への発展。カーエアコンの、標準化等の側面でも積極的な主導権獲得。日米欧とも開発が進んでいない、ルームエアコン分野の技術開発への期待、などをあげている。

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