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見出しに著作権認めず、東京地裁、読売新聞の請求棄却
訴訟】発信:2004/03/25(木) 17:57:40  

   読売新聞東京本社が、インターネット上のヨミウリ・オンラインの「見出し」を無断で使用され著作権を侵害されたなどとして、ニュースリンク配信システムを運営する「デジタルアライアンス」(神戸市)に損害賠償などを求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であり、飯村敏明裁判長は、見出しは著作物とは言えないとして、請求を棄却した。

   問題となっていたのは、デジタルアライアンスの「ライントピックス」というニュースリンク配信システムで、最新ニュースの見出しを電光掲示板のように表示する。見出しはYahoo!ニュースの該当ページにリンクされており、見出しの合間に広告が入る。

   読売新聞は、Yahoo!ニュースに、ヨミウリ・オンラインの記事を有償提供しており(他にも複数の企業が記事を提供)、「ライントピックス」では、記事の見出しが「一行ニュース」として配信されていると判断し、〈1〉見出しは著作物であり著作権侵害に当たる〈2〉見出しの無断使用は新聞社の取材・編集の努力へのただ乗りであると主張して、デジタルアライアンスに対してサービスの使用差し止めと6825万円の損害損害賠償を請求していた。

   判決は、読売新聞が具体例としてあげた見出しを検討した上で、「いずれも創作的表現とは認められず、記事の記載事実と離れた工夫が凝らされた表現でもない」として、著作物とは認められず、著作権侵害にはあたらないとした。また「見出しが著作物と認められないとしても、その複製は不正行為にあたる」との主張についても、ヨミウリ・オンラインで無償公開しているので、不正に自らの利益をはかる、公開元に損害を加える目的の利用など特別な場合を除き、その利用は違法ではないとした。

   読売新聞東京本社広報部では、今回の判決について、「見出しは重要情報を瞬時に理解できるように創意工夫したもので、それ自体にも商品価値がある。無断使用のただ乗りビジネスを容認した判決で、承伏できないので控訴する」とコメントしている。

【参考】H16.3.24東京地裁平成14(ワ)28035著作権民事訴訟事件



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