| 日立、「研究開発及び知的財産報告書2005」を公表
【企業】発信:2005/06/23(木) |
| 日立製作所は、日立グループの「研究開発」および「知的財産(知的財産権、ブランド)」に対する考え方と取組みを、顧客、株主、投資家、アナリストなどのステークホルダーに理解してもらうためとして、昨年に引き続き、「研究開発及び知的財産報告書2005」を公表した。 日立グループの技術経営に関しては、SEサービス等の「情報システムサービス」とエネルギーシステム等の「社会インフラシステム」を強化・融合する「新時代のライフラインを支えるソリューション」の領域と、高い技術・知識を集約したハードやソフト中心の「高度技術グローバル製品」の両分野に経営資源を集中して、差別化できる事業を展開するとしており、具体的には(1)グループ協創型R&D推進、(2)研究開発の効率向上、(3)ストレージから自動車機器までのグループ中核8分野に集中した技術開発を推進するとしている。 主要注力事業の研究開発、知的財産活動状況では、次世代アルミ車両(A-train)と、金融システム向け指静脈認証装置の例で、それぞれの技術優位性や、実績・展望、特許状況などが説明されている。前者では、差別化技術の「摩擦攪拌接合」を囲い込む特許ポートフォリオのグローバル構築、後者では基本発明中心に100件の出願など、指静脈認証装置分野での世界No.1を目指す特許ポートフォリオの構築や中核モジュールのブラックボックス化などがあげられている。 知的財産に関しては、体制面では、アジアを意識して、商標権利化・模倣品対策と営業秘密管理を統合した「知財保全センタ」設立、日立の特許権とグループ会社の特許権を束ね、第三者への権利行使や、防御を一体となっておこなう「グループ知財スキーム」などが説明されている。 特許ポートフォリオの現状では、米国特許登録件数は、事業再編で日立単独では減少したがグループ計では2004年、IBMにつぐ2位(1993件)としており、日立、グループとその合計の日本公開件数、米国登録件数が、部門別に、2003年、2004年について公表されている。 特許活用に関しては、事業戦略に合致した多角的活用として(1)特許料収入、(2)クロスライセンス、(3)受注貢献、アライアンス支援などの戦略的活用、を図るとし、キャッシュフローに焦点をあてた特許料収入重視ではなく、事業に資する活用をしていくとしている。 ブランドに関しては、若手層のブランドイメージ向上活動、「日立中国展2004」開催、愛知万博の単独パビリオン出展、中国を中心とした模倣品対策活動などが説明され、営業秘密に関しては、管理体制や、管理規則の制定、経済産業省指針に準拠した「営業秘密管理指針(海外への技術流出防止含む)」策定と展開などが説明されている。 なお、末尾には、10件を越す昨年の主要社外表彰がリストアップされている。 【詳細】研究開発及び知的財産報告書 |
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