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インクカートリッジ訴訟、高裁もエプソン特許無効として控訴棄却
【訴訟】発信:2007/05/30(水)
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セイコーエプソンがインクジェットプリンター用インクカートリッジの特許権侵害を理由に、リサイクルインク大手のエコリカに同カートリッジのリサイクル品販売差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は5月30日、特許を無効としてエプソンの請求を棄却した一審の東京地裁判決を支持し、控訴を棄却した。
この控訴審判決に受けて、両社はそれぞれコメントを発表した。
エプソンは、「判決趣旨は、特許が特許法に定める分割出願の要件を満たしていないと認定し、それに基づき無効であるとするものだが、特許法の誤った法令解釈に基づく不当なものと考えられ、最高裁に上告受理の申立てをする方向で検討中」とし、「対応は、他社の権利の尊重と共に、自社権利も尊重して欲しいとの考えに基づくもので、非純正品を否定するものではない」とも述べている。
一方、エコリカは、「単に環境に良いからと、メーカーの特許を無視しても良いと言っている訳ではない」とした上で、「今回の判決は、リサイクルインク封じ込めのため、特許の権利範囲を不当に拡大して権利行使を行ったことに対して特許自体を無効とすべきと判断したもので、環境保護とリサイクル促進の法律が整備され、官民あげてリサイクル品の調達の必要性が叫ばれている社会情勢とも合致した極めて妥当な判断」と述べている。
さらに、「知財高裁判決は、リサイクルと特許権の消尽と言った問題や、回避できない特許をインクカートリッジの中に埋め込む、リサイクルしにくい形状を採用するなどの純正品メーカーがリサイクル対策として行っていることまでは争点となっておらず、今回の審理で、これらの争点が環境とのバランスを含めて論議が出来なかった事は、リサイクルメーカーにとって非常に残念」ともコメントしている。
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