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「初音ミク」着うた騒動、クリプトンとドワンゴが和解
【企業】発信:2007/12/27(木)
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クリプトン・フューチャー・メディアの音声合成ソフト「初音ミク」で作られた楽曲の「着うた」配信に関して、クリプトンと、着うた配信を手がけるドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP)が論争を展開していた問題で、両社は12月25日、「着うた配信及び今後の協業に関する共同コメント」を発表した。
今回の騒動は、動画投稿サイト「ニコニコ動画」などで発表された、「みくみくにしてあげる」を含む「初音ミク」関連楽曲を、DMPが「着うた」として配信、日本音楽著作権協会(JASRAC)に著作権の管理を委託したことに関し、両社がそれぞれの公式ブログ上でお互いの不備を指摘しあうなどしたため、ネットユーザーの注目を集めていた。
共同コメントによると、両社は、「混乱を反省して、今後は経緯・事実関係については独自の主張を行なわない」、「初音ミク関連着うたの配信が引き続き継続できるように、音楽データ制作者との契約締結を両社で協力し早急に進める」、「初音ミク関連コンテンツの新規に配信には、音楽データ制作者との契約締結を事前に行い、締結前には配信しない」などを確認したという。
なお、今回の騒動の原因となった権利関係については、 (1)初音ミクの商標権とキャラクターの著作権はクリプトンが保有 (2)初音ミクで制作した楽曲データに関する権利(原盤権)はデータ制作者が保有し、権利代行会社もデータ制作者の意思で決められること (3)初音ミク楽曲データに使われている楽曲の権利(出版権)は作詞・作曲者が持ち、作詞・作曲者も権利行使代行会社を選べること (4)アーティスト名「初音ミク」を利用して着うた配信する場合、クリプトンと楽曲データ制作者間での許諾が別途必要なこと (5)「初音ミク作品」が有名になった場合で、DMPが著作者に楽曲の管理を申し入れる際は、JASRACへの委託のほか、イーライセンスなど他著作権管理団体への信託、管理団体に一切信託しない――といった複数の選択肢について著作者に説明し、著作者の意思を確認してどれを選ぶか決めること などを確認している。
さらに、共同コメントでは、音楽著作権の処理に関しては、現在のシステム・ルールにネット時代に即応できていない不十分な部分が存在するという認識で一致し、時代に即応した新しいシステム・ルールを構築できないか両社で協力し検討していくとしている。
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