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ウルトラマン著作権侵害訴訟、円谷プロがタイ最高裁で全面勝訴
訴訟】発信:2008/02/06(水)  

  コンテンツ企業グループの持株会社ティー・ワイ・オーは2月5日、同社子会社の円谷プロダクションが、ウルトラマンの著作権侵害を理由として、タイの円谷チャイヨーを現地で提訴していた訴訟で、タイ王国最高裁が円谷プロ全面勝訴の判決を下したと発表した。

  タイ王国最高裁判所は2月5日、円谷チャイヨーの代表取締役ソムポーテ・センドゥアンチャイ氏に対し、損害賠償金1070バーツ(約3466万円)と、訴訟提起日(1997年12月)から損害賠償支払完了まで年利7.5パーセントの利息を円谷プロに支払うよう命じた。

  ソムポーテ氏は、当時の円谷プロの代表取締役であった故円谷皐氏との間で締結されたとされるウルトラマンシリーズ等の著作権譲渡契約に基づき、ウルトラマンのキャラクタービジネスを展開していた。これに対して、円谷プロは1997年12月、「円谷プロがウルトラマンシリーズの唯一の著作権者」と主張し、ソムポーテ氏が契約締結後に事業を展開して円谷プロが被った損害賠償を求め、タイIP&IT裁判所(知的財産権&国際通商裁判所)に提訴していた。

  しかし、2000年4月のIP&IT裁判所の一審判決は、「円谷プロがウルトラマン作品の著作権者」と認めたが、初期9作品については「契約に従いチャイヨーに譲渡され、タイにおける著作権はチャイヨーに帰属する」としたため、円谷プロはこれを不服として「契約書は偽造されたもの」との主張も加えて、2000年7月に上告していた。

  円谷プロでは、今回の最高裁判決で、ソムポーテ氏のキャラクタービジネスの根拠となる契約書が偽造と認定されたことにより、タイの他の数十件の訴訟も解決へ向かうとしており、今後は、アジアをはじめとした海外でのキャラクター展開を更に積極的に図っていくとしている。



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