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「越乃寒梅」「八海山」など酒銘柄、中国で無断商標申請続々
【企業】発信:2008/11/28(金)
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海外で人気が高まっている日本酒などの銘柄が、酒造会社の知らないうちに中国で商標登録や登録申請されるケースが相次ぎ、新潟県の「越乃寒梅(こしのかんばい)」など25銘柄に上ることが日本酒造組合中央会(東京)の調査でわかった。
登録されれば、蔵元は中国で銘柄を使えなくなる。国内消費が減り海外進出を狙う酒造業界にとっては痛手となる。
中央会によると、25銘柄のうち日本酒は18銘柄、焼酎は7銘柄。いずれも昨年から今年にかけて中国や日本の弁理士らの連絡で判明した。5銘柄は既に登録済みでほかは審査中という。
申請者は中国在住か所在地のある4人と2団体で、1人を除き複数の銘柄を申請している。福建省の個人は「南部美人」(岩手)や「櫻正宗(さくらまさむね)」(兵庫)など10銘柄を1人で申請。中国で銘柄を使えずに困っている蔵元に売りつける「商標ビジネス」を狙った可能性がある。
申請は2004年から急増しており、中央会の小野博通理事は「日本の酒造会社の中国進出を見透かしているかのようなタイミングだ」と話す。
中国の商標法は「他の者の先の権利を害してはならない」と規定している。登録済みのうち「賀茂鶴(かもつる)」(広島)の蔵元が取り消しを求めて審判を起こし、審査中のうち10銘柄も各酒造会社が登録しないよう異議申し立てをしている。ただ、申請された銘柄の多くは、中国に輸出前か少量しか販売されておらず、中央会は「中国での認知度が低く、登録される可能性が高い」とみる。
日本酒の販売量は1975年頃をピークに減少し、2007年度は66万4114キロリットル。海外では人気が高まり、2007年の輸出量は1万1334キロリットルで6年前の1.6倍になった。(読売新聞社の許諾を得て転載/著作権)
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