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谷川俊太郎さんら19名、作品の無断使用で教材出版社を提訴へ
訴訟】発信:2009/07/21(火)  

  日本ビジュアル著作権協会(JVCA)は7月20日、教材出版社の学書が発行する教材に作品が無断で使用されているとして、JVCA会員の著作権者19名が、教材の製作・販売などの差止めと約4200万円損害賠償を求めて、学書に対する著作権侵害訴訟東京地裁に提訴する準備を進めていると発表した。

  提訴準備を進めているのは詩人の谷川俊太郎さん、劇作家の別役実さん、絵本作家で俳優の米倉斉加年さんなど、いずれもJVCA会員の計19名。

  発表によると、学書は、名古屋市を拠点とする教材出版社で、東海4県の公立小・中・高校対象の学習教材や、全国の進学塾向け教材を製作・販売しており、特に西日本地区の学習塾教材分野で高いシェアをもっているという。

  JVCAは、学書の教材には以前から著作権侵害の疑いがあったとして調査を進め、今年初めの東海地区の調査から、多数の教材にJVCA会員の著作物使用が判明。これまで同社からJVCAに許諾申請はなく、無断使用と推測されたことから、著作権者の代理人弁護士を通じて、同社に対し製作・販売の即時中止と、無断使用情報の開示を求めてきたが、同社からは「事実誤認・誤解に基づくもの」との回答があり、著作権侵害の事実を認めなかったことから、提訴の準備を進めているとしている。

  なお、同社の教材はほとんどが学校や進学塾等への直接販売で、外部からは入手しにくく、また、自社教材の表紙を差し替えたり、いくつか教材を併せて1冊にするなどして、希望する塾や各種学校向けに個別のオリジナル問題集も製作・販売しており、製造元が隠蔽され、著作権侵害に対する責任追及が著しく困難になっているという。

  JVCAでは、こうした教材が未だ教育の現場で使用されていることは、重大な問題で、今回19名という大勢の著作権者が問題提起を行なうことで、業界の悪しき慣習に大きな警鐘を鳴らすことになるかと思うとしている。



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