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鳩山首相、川端文相が著作権延長に意欲表明、反対の声も広がる
動向】発信:2009/11/24(火)  

  鳩山由紀夫首相が11月18日、日本音楽著作権協会(JASRAC)の創立70周年記念祝賀会で、「70周年ですから、(著作権保護期間も)70年に伸ばすことに最大限努力することをお約束する」と挨拶し、20日には、川端文相が記者会見で「ある種の世界標準である70年を念頭に、その方向に進めるべきだ」と発言したことが報じられている。

  著作権保護期間の延長問題に関しては、欧米並みに死後70年への延長を求める権利者団体側と、延長による著作者のメリットは少なく著作物利用者のデメリットが大きいとして、ベルヌ条約に基づく50年の維持を求める利用者側との間で意見がまとまらず、この問題を2007年から議論してきた文化審議会著作権分科会も、過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会の報告を受けるかたちで、今年1月に両論を併記した報告書をまとめ、今年の著作権法改正(施行は2010年1月)でも、保護期間の延長は見送られている。

  このため、今回の首相、文相発言を受けて11月19日以降、著作権の切れ作品を収集しテキストデータ化してネット上で公開している電子図書館「青空文庫」や、著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム(thinkC)、インターネットユーザー協会(MIAU)がそれぞれ、著作権の保護期間延長に反対する声明や意見を発表している。

  青空文庫は、保護期間延長によって、公有となり自由にインターネットで公開できる作品が制限され、書籍電子化の時代に反するなどとして、thinkCとMIAUは、著作権保護期間の延長でメリットがあるのは一部の作品だけで、大半の作品はむしろ死蔵されるデメリットが大きく、また古い作品に基づく二次創作の活動の妨げになるとして、いずれも、鳩山内閣閣僚による発言は、文化審議会著作権分科会の議論の経緯を踏まえておらず、著作権の保護期間延長には反対すると改めて意思表明している。

【参考】文化審議会著作権分科会報告書
【参考】2009年11月19日 著作権保護期間50年を生かす!(青空文庫)
【参考】think C 再始動 「では、何のための3年間だったのですか」(2009/11/20)
【参考】鳩山内閣閣僚による最近の著作権保護期間延長に関する発言について(MIAU)



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