「IP-NEWS」では、知財関連ニュースをタイムリーに紹介していきます

DS、PSP用違法ゲームソフト、推定被害額は6年間で3兆円超す
動向】発信:2010/06/07(月)  

  コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は6月4日、大学の研究室に依頼しておこなった違法複製ゲームソフトのダウンロード(DL)に関する使用実態調査を結果を発表した。

  この調査は、ニンテンドーDS用とソニーのプレイステーション・ポータブル(PSP)用のゲームソフトを対象に、(1) 違法複製ゲームソフトのDL使用実態の概況、(2) 違法複製ゲームソフトのDLサイトの概況、を明らかにして被害状況を試算したもので、CESAが東京大学大学院情報学環馬場章研究室に依頼して行った。

  今回の調査では、違法DLサイト114サイトのうち、DL数のカウンターがあるサイトを対象に、2004年〜2009年累計販売数国内トップ20の日本語バージョンのDL数をカウントしている。このDL数にゲームソフトの国内価格を掛け、また、国内トップ20の販売比率は、違法DLでも同様と仮定し、調査対象サイト全体の被害額を算出。カウンターがないサイトも同様の割合で違法DLが行われていると仮定した上で、6年間で日本の被害額は約9540億円としている。

  さらに、DS、PSP用ゲームソフトの国内販売比率は全世界の約25%で、これから世界での被害額を推計すると、世界での被害額は6年間で約3兆8160億円になるという。

  なお、今回の調査では、Winny、Shareなどのファイル共有ソフトを通じた入手は含まれておらず、これらを含めると被害額は数倍にも及ぶと推定している。

  一方、違法複製ゲームソフトサイトのサーバ設置国は、1位が米国、2位が中国で、両国で60%以上を占め、また、今回の調査では日本国内でのサーバの設置は確認できなかったとしている。違法複製ゲームソフトのサイトへのアクセス国・地域のアクセス解析の結果では、1位が米国、2位が日本、3位が中国となり、日本からのアクセスが多い結果が示されという。

  CESAでは、このような状況は、日本および世界のゲーム産業にとって死活問題であり、関係省庁にも協力を依頼し、各国の関連団体とも連携して、違法複製ゲームソフトの撲滅に向け、種々の活動を展開していくとしている。



【動向】ジャンルの最新記事

関連記事

powered by weblio




【特許事務所、知的財産部に転職してキャリアUPしよう!】 「知財キャリア」:株式会社ブライナ運営

知財情報局知財キャリアまたは情報提供各社による記事の無断転用を禁じます。

>このページのトップへ