「IP-NEWS」では、知財関連ニュースをタイムリーに紹介していきます

パナソニック、HD−PLC技術・特許のライセンス供与を開始
企業】発信:2010/06/08(火)  

  パナソニックとパナソニックシステムネットワークスは6月7日、両社が共同で開発し標準化へ向けた提案をしてきた、日本発の電力線通信(PLC)技術であるHD−PLC方式のLSIを設計するための技術と特許のライセンス供与を開始したと発表した。

  PLCは、電気配線(電力線)にデータを乗せて送受信する技術でいくつかの方式があるが、両社は、Wavelet OFDM方式を中心としたHD-PLC方式を共同で開発し、米国電気電子学会(IEEE)に対して、標準化へ向けて提案。IEEE P1901の1つの技術方式として、IEEE 標準化委員会のスポンサー審査で、他方式との共存技術も含め承認されたという。2010年1月にはドラフト仕様として一般公開も行われており、今後、IEEE標準化委員会での手続きを経て、2010年の年末までには、両社が提案する日本発のHD-PLC技術がIEEEの世界的な標準になる予定としている。

  この状況を受けて両社は、HD-PLC方式のPLC技術の普及拡大を図るため、IEEE対応のLSIを設計するためのHD-PLC技術と特許の他社へのライセンス供与を開始したもので、具体的には、LSIの回路、LSI機能を実現するソフトウエアに関する技術・特許に加え、国内で85%以上のシェアを持つHD-PLC製品群のPLCモジュール等の技術もライセンス化して供与するとしている。これにより両社は、今後2015年までにグローバルで累計5,000万個のHD-PLC製品群が販売されると予測している。

  両社は、HD-PLC方式のPLC技術の普及拡大によってユビキタスネットワーク社会を実現し、電力の見える化や電力需給の調整などを実現するスマートグリッドでの活用など地球環境に配慮したエコ活動に大きく貢献できるものと期待するとしている。



【企業】ジャンルの最新記事

関連記事

powered by weblio




【特許事務所、知的財産部に転職してキャリアUPしよう!】 「知財キャリア」:株式会社ブライナ運営

知財情報局知財キャリアまたは情報提供各社による記事の無断転用を禁じます。

>このページのトップへ