「IP-NEWS」では、知財関連ニュースをタイムリーに紹介していきます

電子書籍に関する3省懇談会、統一中間フォーマットの検討など提言
動向】発信:2010/06/23(水)  

  電子書籍の普及・活用に向けた検討のため、総務省、文部科学省、経済産業省が3省合同で設置した「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」の第3回会合が6月22日に開催され、電子書籍を様々な端末で提供・利用できるような統一中間フォーマットの規格検討会議の設置や、電子書籍の権利処理円滑化に関する検討会議の設置、などが盛り込まれた報告書が了承された。

  同懇談会は今年3月に設置され、日本の電子書籍の技術面や利活用の在り方をそれぞれを検討するワーキングチームを中心として検討を重ねた結果で、報告書をまとめている。

  技術面では、電子書籍を様々な端末で利用・提供できるよう、日本語表現の中間(交換)フォーマットの統一規格策定に向けて、「電子出版日本語フォーマット統一規格会議(仮称)」を設置し、EPUBなど海外の標準規格との変換に関する技術なども検討の上、国際標準化活動を展開していくとしている。

  利活用の面では、電子書籍の権利処理を円滑化するため、権利の集中管理の必要性や、集中管理を行う組織や制度を検討する「著作物・出版物の権利処理の円滑化推進に関する検討会議(仮称)」を設置し、具体的な検討に速やかに着手するとしている。しかし、著作権関連の問題に関しては、出版社に著作隣接権を付与すべきかどうかや、図書館での電子書籍の貸与など、関係者で意見が一致していない問題が多く、今後さらに検討が必要だとしている。

  その他、報告書には、電子書籍の端末・プラットフォーム間の相互運用性の向上に向けた環境整備、検索を容易にするための書誌情報の標準化、国立国会図書館の権利者の合意を得た範囲での全文検索サービスの実験、などの提言も盛り込まれた。



【動向】ジャンルの最新記事

関連記事

powered by weblio




【特許事務所、知的財産部に転職してキャリアUPしよう!】 「知財キャリア」:株式会社ブライナ運営

知財情報局知財キャリアまたは情報提供各社による記事の無断転用を禁じます。

>このページのトップへ