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【知財情報局】満了のお知らせ
2002年の開設依頼、約15年間運営させていただいた【知財情報局】は2016年末をもって更新を終了いたします。【知財情報局】は、『知的財産』という言葉すら普及していない2002年に、その啓発目的でスタートした情報サイトです。2016年の現在、『知的財産』という言葉はとても一般的となり、中小企業やベンチャー企業にとっても、当然のように戦略的に知財活動に取り組まれる環境になりました。知的財産に関する情報もインターネットの普及で比較的容易に収集できるようにになりました。従いまして、【知財情報局】も設立目的である啓発活動に関して一定の役割を全うできたと判断し、無事に満了とさせていただきます。
設立当初の予想を超え、ユーザー数2万/1日平均4万ページビューの情報サイトとなり、多くの方々に支えられました。これまでの多くの方のご支援に改めて感謝申し上げます。この感謝の気持ちをエネルギーとし、これからも形を変えて更にお役にたてるよう、私どもも様々な活動を実行させていただきます。/株式会社ブライナ

青空文庫、著作権保護期間終了で柳田国男、吉川英治らの作品公開
動向】発信:2013/01/04(金)  

  著作権保護期間が終了した文学作品などをデータ化して、インターネット上で無償公開している電子図書館「青空文庫」で、1月1日、柳田国男や吉川英治、室生犀星、中谷宇吉郎など著名な作家の作品が一斉に公開された。

  日本の著作権法では、著作権保護期間は著者の死後50年で、50年経過後の1月1日で消滅するため、青空文庫は毎年1月1日に新たに著作権が消滅した作品を一斉に公開している。

  今回、公開されたのは、秋田雨雀「三人の百姓」、飯田蛇笏「秋風」、小倉金之助「黒板は何処から来たのか」、西東三鬼「秋の暮」、妹尾アキ夫「凍るアラベスク」、土谷麓「呪咀」、中谷宇吉郎「雪」、正木不如丘「健康を釣る」、正宗白鳥「心の故郷」、室生犀星「抒情小曲集 04 抒情小曲集」、柳田国男「遠野物語」、吉川英治「私本太平記 01 あしかが帖」の12人の著者の作品で、ボランティアによる作品のデータ化や校正に時間を要することから、これら著者の作品の一斉に公開されるわけではないが、私本太平記は近日中に全章公開の予定という。

  昨年は、日本でも、iPhoneやiPad、各種Android端末など、スマートフォンやタブレット端末の普及が一段と進み、また、楽天やAmazonの電子書籍端末の販売も開始され、さらに各種のアプリなども提供されて、青空文庫のデータ(テキスト、html)の利用環境は格段に身近にものになった。このため、例年にも増して、これらの著者の作品の青空文庫での公開が注目されることになりそうだ。

  なお、著作権保護期間は日本では50年だが、欧米では70年が主流となっており、米国は以前から、日本も70年とすることを要求。国内の権利者団体なども70年を主張して、保護期間延長問題は大きな検討課題となっている。このような背景の中で、保護期間延長問題を審議した文化審議会著作権分科会は、2009年1月、「延長の合意が得られる状況にはない」としながらも「検討を続けることが適当」との報告書をまとめ、一応、延長は見送られた状態で、現在に至っている。青空文庫は当然、一貫して延長に反対を表明しており、署名活動をおこなっていたこともある。(現在は中止)

  また、TPPの米国提案の中には、著作権保護期間延長が含まれていることが明らかになっており、非親告罪化や法定賠償制度などの問題、さらには、医療行為に特許権を認めるなどの問題も含め、「TPPの公開交渉化を求め、そうならない場合は知財条項をTPPの対象から除くことを求める」との「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」が、2012年11月に結成されて、積極的な活動を開始している。

【参考】青空文庫
【参考】TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム結成



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